【遂に米軍介入】株式市場の現状分析と今週の見通し (2025年6月第4週)
#13 米国、日本の株式市場における2025年6月第3週(6/16-6/22)の振り返りと、6月第4週目(6/23-6/27)の見通し
0.百字要約
中東情勢の緊迫化で世界株は上値が重い一方、日本株は円安を支えに底堅く推移。米国市場はFRBの様子見姿勢で方向感に欠け、センチメントもプロ強気・個人悲観と強弱が混在する難しい局面。今後
の焦点は中東情勢に関連した原油価格の動向と、利下げ時期を探る米PCEデフレーターなどの経済指標に移る。
1. 先週の世界の株式市場の振り返り
世界の株式市場は中東情勢の悪化を受けて上値の重い展開が継続。
以下の画像は世界の株式市場の主要企業の週間騰落率を表しているが、見ての通り赤色、つまり株価が週間でみて下落しているものが大半となっている。
ただしこれは金曜日が終わった時点のものであり、現在ニュースの中心となっているイスラエルのテルアビブ証券取引所はこの週末で最高値を更新している（ユダヤ教の安息日の関係上、テルアビブ証券取引所は金・土が週末休場日であり、日曜から木曜までが通常の取引日となっている）。
ちなみに韓国の総合株価指数（KOSPI）も過去最高値を更新している。
